気に入った部屋が見つかったら、必ず現地を下見することをおすすめします。
賃貸を借りるにあたり、失敗しないための大切な事です。
入居してから後悔することのないよう、チェックしましょう。

室内のチェックするところ


1.日当たりや風通し

必ず、明るいうちに見学することをオススメします。暗くなると照明器具もなく室内をよくみえないこともあります。目の前に大きな建物があると季節などによって陽が当たらないこともあります。窓を開けたときの風通りも確かめておきましょう。

2.音の響き

騒音トラブルは起こりやすいものです。小さいお子さんが居るならなおさら気がかりです。
きちんと確認しておきたいですが、実際には確かめにくいのが現状。
もし隣や上下階の部屋が空いていたら、そこから少し大きな声を出してみたり、携帯電話を鳴らしてもらったり、足音を聞いたりしてみるのがよいでしょう。

3.ドアの開閉、建具、窓開閉、網戸など

部屋境のドアやふすま、建具などがスムーズに動くかどうかを確認しましょう。窓や網戸もきちんと閉まるかどうか、網戸は破けていないか。実際に動かしてみてください。

4.コンセントの数

許容電流以上で使用すると、コードが使用電量に耐えられなくなり火事になることがあるため、タコ足配線は絶対にやめましょう。自分が持っている電化製品の数とコンセント数を照らし合わせ事前確認をしましょう。何アンペアの契約なのかを聞き、足りない場合、電気工事をしてもよいかを確かめておいたほうが安心です。パソコンの配置など考えておいた方がいいかもしれません。

5.室内の破損個所、目立つ傷・汚れなど

フローリングの床の傷、カーペットのシミ、壁紙のはがれなど、目立つ傷などはないかを確認しておきましょう。退去時に入居前からの修理を請求されない為にもしっかりチェックしておきましょう。デジタルカメラなどで残しておくのもよいでしょう。修理が必要なら、直してもらえるかどうか聞いておきましょう。

6.設備の有無、不具合

エアコン・キッチン・シャワー・給湯などの設備の故障は、実際に入居後でないと分からないところ。不具合があったら場合、大家さんに修理してもらうよう伝えておきましょう。見落としがちなのが、雨戸・網戸・カーテンレールなどの有無です。下見の段階で、カーテンサイズを測っておくと入居までに用意ができ便利です。

7.携帯電話の電波状況

電波の受信状況の確認は必須です。建物の影になったり、部屋ごとで受信感度が変わりますので各部屋で確認しましょう。

8.防犯・安全

1階なら前を通る人の目線がどのくらいなのか、2階以上ならばベランダの柵の高さ・幅・強度などを確認しましょう。小さなお子様がいる場合は、ベランダに置かれた室外機などに登って落ちてしまうこともあるので、その危険性がないかチェックしましょう。

 

室外・周辺のチェックするところ


1.建物の共用部分はきれいか

エントランスやアパートの廊下など共用部分が汚れている建物は、管理がしっかりしていない証拠です。

2.駐車場や駐輪場はあるか

物件によっては、敷地内にあっても大型車を止めるにはちょっと狭かったりと難があることもあります。場合によっては、自転車を止めるにも一家族何台までと決まっている場合もあるので要注意です。

3.近くに騒音・悪臭の対象になるものはないか

入居後に騒音・悪臭などに悩まされることもあります。周辺にどんな施設があるのか、不動産会社に聞きましょう。一般的に、便利なところほど人通りや車通りが多いこともあります。分からなかったら、不動産会社で住宅地図を見せてらうと、周辺に何があるのか書いてあるので、確認できます。

4.近くにどんなお店・施設・学校があるのか

スーパー・コンビニ・銀行・郵便局・病院・学校など必要な施設が近くにあるのかどうかをチェックしましょう。夜遅くに帰宅する人は、スーパーの営業時間なども確認しておくといいかもしれません。日ごろの生活に必要なものが、身近にあるのとないのとでは、暮らしの快適度が違います。
近くに内科や場合によっては外科、夜間・休日の救急病院、子供がいる場合には小児科などの病院の所在を確認しておきましょう。
また、お子様がいる場合、どんな幼稚園や保育園があるのか、また、小学校や中学校がどこにあるのか、その通学路は安全かなども確認しましょう。残念な事に最近は、幼い子供を狙った犯罪も多くみられます。お子様を一人歩かせるのは不安です。近所に人通りの少ないところはないかどうか、周辺を歩いてみましょう。通学路が分からない場合には、学校などに問い合わせてみましょう。